こんにちは。はちや整形外科病院 検査課スタッフです。
当院のCT装置が新しくなりましたので、ご紹介します。
CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影)は、放射線を様々な角度から体に当てて得た情報をコンピューターにて解析し、身体の内部を様々な方向で画像化できる装置です。
更新したCT装置は、当院での従来装置よりも広い範囲を細かく短時間で撮影できます
特に整形外科領域ではレントゲン撮影で確認しづらい骨の小さな骨折を確認する際に非常に有効です。この装置は体の大きさや撮影する部位に応じて撮影条件の自動最適化をして、少ない放射線で撮影をするため、放射線被ばくを低減させる事が出来ます。
またこの装置の大きな特徴として特殊な画像作成技術により、金属が身体の中に入っている場合も周りの骨のしくみが今までの装置より把握しやすくなりました!
↓↓↓↓画像を使って分かりやすく説明します↓↓↓↓
特殊画像作成技術(MAR:Metal Artifact Reduction)を使用する事で、今までのCT画像より金属の影響が少なくなりました。
今までのCT画像ではこの黒く伸びている影の様な部分の骨折や骨と人工関節との隙間が評価することが困難でした。しかしこのMARを使用することで評価しづらい部分を少なくすることができました。
これによって現在、診断の大きな材料として活用されています!
※CT検査を受けるにあたっての注意事項※
- ・放射線を使用するため、妊娠中またはその可能性のある方への検査は基本的に当院では行っておりません。
- ・一部の心臓ペースメーカーに影響を与える場合がありますので体内にある際は担当医や撮影技師にご相談ください。
検査のご予約は、当院での診療又は他医療機関からのご紹介が必要です。