当院のレントゲン装置が新しくなりました!
このレントゲン装置(島津製作所社製 SONIALVISION G4 LX edition)は最新のもので、撮影時に3種類のX線フィルターがそれぞれの撮影部位によって自動で切り替わり、被ばくを効率よく低減できる機能が搭載されています。


また、通常のレントゲン撮影だけでなく断層撮影(トモシンセシス)も行うことができます。
トモシンセシスとは、くわしく見たい部位をX線の角度を変えながら撮影し、その画像を組み合わせることにより、細かい断層像の写真を構成する撮影方法です。
CTと同じような仕組みですが、CTよりも短時間で、少ない被ばく量で検査を行うことができます。また、MRIやCT撮影の場合、金属が入っている部位を撮影すると金属の影響によりノイズが出ることがありますが、本装置のトモシンセシスは人工知能(AI)が用いられていることで、金属のノイズを低減させることができます。
当院では膝や股関節などの人工関節手術後の検査にトモシンセシスを行い、インプラントを入れた部分に骨折やゆるみなどの隙間やズレがないかを調べています。
人工関節手術は「痛みがあった膝関節や股関節を人工関節に置き換えた」だけではなく、その後の定期的なケアが必要となります。手術を行った関節やその周辺の状態を確認することが人工関節を長持ちさせることにもつながります。
人工関節と上手に付き合うために、手術後の画像検査は非常に大切です。そのため新しく導入した本装置は非常に有用です。